『風花雪月』闇に蠢く者とは何だったのか|やみうご構造論まとめ

善悪ではなく「文明構造」から、闇に蠢く者を読み解く。

※この記事は『ファイアーエムブレム風花雪月』の設定や、作中描写をもとにした個人的な考察です。

闇に蠢く者とは、合理性が極限まで進んだ結果、止まることができなくなった文明だった。

この記事でわかること

・『ファイアーエムブレム風花雪月』の「闇に蠢く者」とは何だったのか
・なぜ彼らは止まることができなかったのか
・やみうごとレアに共通する「神性の失敗」とは何か

このまとめでは、シリーズ記事「やみうご構造論」を通して、
闇に蠢く者を善悪ではなく文明構造として読み解いていく。


『ファイアーエムブレム風花雪月』の闇に蠢く者は、作中でもどこか掴みどころのない存在だ。

どのルートでも断片的にしか姿を見せず、
結局「何者だったのか」がよく分からないまま終わることも多い。

しかし彼らを善悪ではなく構造として見てみると、
まったく違う姿が浮かび上がってくる。

闇に蠢く者とは、
合理性が極限まで進んだ結果、止まることができなくなった文明だった。

この記事では、シリーズ記事「やみうご構造論」をまとめながら、
闇に蠢く者(以下「やみうご」という。」を文明構造として読み解いていく。

どのルートでも、やみうごの全容が見えない理由

この記事では、
「なぜどのルートでもやみうごの全体像が見えないのか」を整理した。
やみうごは物語上「全体像が見えない存在」として設計されているため、全容が見えないという結論だ。
ぜひ、このシリーズのはじめに読んでほしい。

【やみうご構造論Ⅰ】やみうごは、なぜかわいく見えてしまうのか

やみうごは間違った組織ではなく、
正しく合理的であるがゆえに止まれない文明である、という構造を説明している。

やみうごは間違っているから止まれないのではない。
正しく合理的であり続けるから止まれない。

【やみうご構造論Ⅱ】なぜ、やみうごは止まれないのかー合理性がブレーキを失うとき

なぜやみうごが止まれない文明となったのか。
そして、もし文明を更新する可能性を持った「考える個体」が生まれた場合、
どうなってしまうのかを説明している。
これはもうかわいい以前に、
止まれない構造の末路である。

【やみうご構造論Ⅲ】やみうごが完成させて、壊してしまった話

やみうごは理想の個体を作ろうとし、その過程で主人公という「完成体」を生み出してしまう。
しかしその存在は、やみうごと女神の力が交差して生まれたもの。
結果としてやみうご自身を破壊する。
止まれない文明は、自分たちの手では終われず、外部から壊されるしかなかった。

【やみうご構造論Ⅳ】なぜレアとやみうごは同じ失敗をしたのか

技術文明も、神話文明も、どちらも限界を迎えていた。
だからフォドラは歪み続けた。
その歪みを壊したのは、神でも文明でもなく、
ただの人間だった。


やみうごは単なる悪役ではない。
彼らは、合理性が行き着いた先で止まれなくなった文明だった。

そしてその文明の歪みは、
神話として管理されたフォドラ社会にも引き継がれていく。

フォドラの歴史を辿ると、
そこにはもう一つの大きな転換点がある。

ネメシスの敗北である。







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この記事を書いた人

関係性オタク。
成立しない関係を、成立させてしまう物語。
救いより納得。
読むと、脳が焼けます。
構造分析×一次創作
添削・相談もやってます。

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